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7月の岡部先生の講演を拝聴した時に、
「今年は、旧暦では5月が2回ある年。そんな年は梅雨が長くなる傾向にある。」というようなお話がありました。
確かに、祇園祭の山鉾巡行が終わったというのに、昨日も今日も大雨。
京の夏はいつやってくるのかしら。
暦を取り出して確認してみると、閏5月は新暦の6月23日から7月21日まで。
そう、今日までまだ閏5月なんですね。
曇天が多くて、新暦5月に手植えした稲は、どうなっているのかしら。
日照不足や長引く高温多湿の影響はあるのかしら。
にわか百姓の私でも気にかかること。
農業を生業とされている方には、なおの事、お天気は気にかかられることでしょう。
地に親しむと、より天のことが気にかかる今日この頃です。
(この辺りとは、逆に少雨の地域もありましたね。水不足も心配です。)
満遍なく降ってもらうには、雲を呼ぶ木々が偏りなく植わっているほうがよいのでしょうね。
調度今の季節。
暑いけれど多湿で、発汗がうまくいかない時。
または冷房で体表を冷やして毛穴が閉じてしまい発汗が阻害される時。
体の中心が冷えたまんまになってしまう事が、起きてきます。
そんな時には、葛や寒天を使ったお料理がいいのだそう。
先日うかがった庵さんのお料理にも、おなかの芯から温もる一品がありました。
芋蒸し
最初、名前を聞いたときに、ぎょっとしましたが、笑。
蕪蒸しのような感じできくらげなどを長芋か自然薯のすりおろしで包んだものにソラマメのすり流しがかけられて蒸されたものです。
これはとても食べやすくて、腹持ちもよく、おなかもほかほか温もりました。
この暑い時期に、おなかの芯を温める心地好さが実感できた一品でした。
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