忍者ブログ
70%主婦x20%料理教室講師のタマゴx10%ファーマー そんな みっこの進化系ブログです。
 276 |  275 |  273 |  272 |  271 |  270 |  268 |  267 |  266 |  264 |  263 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


inekari.jpg

先週の土曜日、滋賀県仰木の棚田の収穫祭がありました。


その時の写真はすでに↓にアップしてあるのですが、いろいろと思いがあふれてきて、
なかなか文章にする事が出来ませんでした。
IMG_2198.JPG
今年の米作りは、おかげさまで、とても意義深いものでした。
作業としては、農家さんに指導していただきながらの米作り、また、微力ながら、棚田地域での獣害防止柵設置のお手伝いをしました。

私のような素人相手に、ただでさえ大変なお仕事を教えながら従事されるというのは、気も使うしとても骨の折れる仕事だったと思います。
それを嫌な顔ひとつされず、丁寧にご指導くださった地元の農家さんや守人の会の皆さん。
いい経験をさせていただきました。
ありがとうございました。

感謝祭では3人の喉自慢さんが地元のお唄を披露してくださいました。
伊勢音頭と江州音頭。

さて伊勢音頭。
滋賀にいて伊勢とは不思議だなあと思い、帰宅してから調べてみました。
これは昔から、お伊勢さんにお参りした方が、唄を土産に持ち帰られて、全国的に広まっていったもの。
持ち帰られた伊勢音頭は各地で独自の発展を遂げているようです。
それで伊勢音頭の全国大会みたいなのもあるんですね。
初めて知りました。

紀記神話の中に、高天原の稲の種を天下る皇孫に授けられた天照大御神のお話があります。
それが日本での稲作の起源であると。
その稲を代々、守って育て、収穫に感謝しうたわれるのに、伊勢音頭はふさわしい唄なんだと合点がいきました。

これまでに多くの戦や天災を経験しながらも、はるか昔から守り続けられてきた稲。

稲は私たちの食料であると同時に、時を越えて私たち日本人をつなぐ1本の紡ぎ糸なんですね。
米を食べてきた日本人としての特性。西洋からの食料が国の隅々に伝播されるまでは、もっとはっきりと残されていたことでしょう。

今まで、いろんな方とマクロビオティックのことについてお話してきました。
その中の何人かは、もう普段の生活が、すでにマクロの実践生活という方がおられました。
マクロなんていう必要もない。
特に意識されるわけでなく、先祖代々守ってきた土地で、耕作し収穫したもので身を養い、ゆったりと暮らされている。口に出さずとも、その方の豊かな精神性が醸し出されている。
その時は、この人にはとてもかなわないと、尊敬のまなざしで見つめていましたが、一昔前までは、それが極普通の生活だったんですね。
そういう生活でなくなったから、マクロを提唱する事になってしまったということかな。

といいつつも、実際営農されてきた方々は、米を租税としてとられていたり、戦乱にまきこまれたり天災などをこうむったなどの歴史もあり、自ら作られたものを自らの糧とするのが難しい時期もあったでしょう。
それでも、天地とともに暮らす生き方は、大地をしっかりと踏みしめた素晴らしい生き方だと思えます。

学校教育で米を主食として生きてきた日本民族の歴史を、知識として仕入れてはいたけれど、その知識に初めて血が通った気がした今回の体験でした。

この年になて、やっとそれが沁みてくるなんて。
土からそれほど遠いところで生きてきた証拠ですね、汗。

今、そのことが深く深く体の中で響いています。

ほんと、生きているうちに気がついて良かったわ、笑。


そして話変わって江州音頭。
なぜか子ども時代を過ごした大阪の某町での盆踊りは決まってこれでした。
なんだか懐かしくて。
踊っちゃいそうでした^^
会長が踊ったら、私も踊ったんだけれどね、笑。



PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
無題
あら!踊ればよかったわ~ん。
わたしは河内音頭で育ったので
ちょっと自信がなかったの。
棚田サミットではバリバリ踊ったんだけど(笑)
来年は一緒に踊りましょうね~☆
かいちょ URL 2009/10/29(Thu)23:55:16 編集
おじさまの熱い視線♪
かいちょさん>
あの熱視線をかいくぐってはりましたもんね。

かいちょに踊ってもらうには、やはり代表の伊勢音頭が必要?^^


来年は河内音頭もうたっちゃいましょう、^m^
みっこ 2009/10/30(Fri)08:14:41 編集
素晴らしい!
>一昔前までは、それが極普通の生活だったんですね。
>そういう生活でなくなったから、マクロを提唱
>する事になってしまったということかな。

全く同感です。
全くその通り。
素晴らしい気づきです。

確かに棚田は何でも教えてくれますよね。
「分からないことは棚田に訊け」と
ほんとうにいつも思います。

素晴らしい記事をありがとうございます。


なかなか URL 2009/10/31(Sat)00:10:09 編集
棚田に訊け
なかなかさん、まさに棚田には作物を育てる以外のものが、眠っていますね。
掘り起こしていると、それが自分のおなかの中から湧き上がってくるから、不思議です。
やはり田の民の血が流れているという事ですね。
みっこ 2009/10/31(Sat)08:35:41 編集
無題
棚田の風景写真に心を奪われました。
行ってみたい!
素敵なところにあるんですね。
小豆 2009/10/31(Sat)10:27:34 編集
馬蹄形の棚田
小豆さん
こちらの棚田、すてきでしょ。
ここは、写真家の今森光彦さんの写真集で有名になった棚田なんです。
それで、近場のJRの駅でタクシーの運転手さんに馬蹄形の棚田までと伝えると、ちゃんと連れてきてもらえる名所なんですよ。
またこちらに来られる事があれば是非♪

癒される場です。
みっこ 2009/10/31(Sat)14:31:19 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
最新CM
[11/05 なごみ]
[11/03 みっこ]
[11/03 みっこ]
[11/02 なごみ]
[10/31 みっこ]
[10/31 小豆]
[10/31 みっこ]
[10/31 なかなか]
[10/30 みっこ]
[10/30 ペロリ]
プロフィール
HN:
みっこ
性別:
女性
趣味:
料理・旅行・ガーデニング
自己紹介:
自給自足・愛犬と自由に走り回れる庭のある家を夢見ています。
野菜好きで玄米好き♪
インド滞在時にヨーガ修行僧から教わったインド料理なども時には作って楽しんでいます。
棚田むすびの会に参加して、棚田にてお米作り中♪
正食協会マクロビオティック料理研修科終了

(記事・画像の無断転載お断りいたします。)
















にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ
にほんブログ村
にほんブログ村 料理ブログ お弁当へ
にほんブログ村
にほんブログ村 写真ブログ 京都風景写真へ
にほんブログ村
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
リンク
最新TB
ブログ内検索
忍者ブログ
カウンター
フリーエリア
バーコード
Copyright ©  稲の穂ダイニング(今日の良かった♪)  All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  *Template by tsukika忍者ブログ [PR]